【実例あり】誰でも可能!サバイバル仕事術 ~内省・リフレクション~

サラリーマンサバイバル仕事術

私もサラリーマンとしてとある企業に勤めておりますが、サラリーマンには「役職定年」がやってきます。「役職定年を超えて生き残る」ことを目指すこともありますが、豊かな経験を積み重ね、優れた経験を持つ方は、例え「役職定年」になったとしても、その後会社で重宝がられ、豊かなサラリーマン生活を謳歌されています。また独立して、継続輝き続ける方も多くいらっしゃいます。私がそんな先輩方に学ばせて頂きながら、自分でも実践しているメソッドを「サバイバル仕事術」と題し、実例を交えながらお届けしたいと思います。

今回は「内省・リフレクション」と題し、定期的・意識的に自己を振り返る=内省・リフレクションを行い、自分の今の姿をチェックする重要性について、語ってみたいと思います。

「内省・リフレクション」とは ~一般的な定義~

サラリーマン人生が長くなると、誰かが注意してくれることが本当に減っていきますね。時間が経つのはとても早くて、知らないうちに1年、3年、5年、10年と経ってしまいます。仕事も「慣れ」で出来てしまうことが多いため、10年経ったけど、10年前とあまり変わっていないな、ということも往々にしてあると思います。また、変わっていないならまだ良いかもしれません。例えばフットワークが悪くなっているとか、新しいことにチャレンジしなくなっているとか、悪い方向に変わっていってしまっている、ということもあると思います。ですので、言葉としてはチープな印象ではあるのですが、「定期的に自分を振り返る」ことは非常に重要だということに、私も途中で気づきまして、自己流ではありますが、たまに行っています。あくまで自己流で、そんなにきちんとはやっていないですけどね。。

「自分を振り返る」ことは、ビジネスにおいては「内省・リフレクション」という言葉があるようで、一般的な定義としては、下記のサイトがわかりやすく書いています。

リフレクション(内省)とは、一言でいうと「自分自身の行動や状態を客観的に振り返ること」です。具体的には、日常の仕事の進め方や考え方などについて、失敗したこと・成功したことを含めフラットに振り返り、今後同じような事態に直面した時にどのように対応していくかについて未来志向で考えていきます。

リフレクション(内省)とは?人材育成で注目される理由と実践方法 ~グロービス~

私が「内省・リフレクション」を始めたきっかけ

私が「内省=事故の振り返り」を意識しはじめた、ある出来事について、少し書いてみたいと思います。ある朝の出勤時に、オフィスに行くまでのエレベーターに乗っていたんですね。その時に、他の会社の方が二人居られて、エレベーター内で何気ない会話をされていたんです。

Aさん:「Bさん、最近調子はどう?」

Bさん:「最近は揉め事ばかり。もう怒られてばっかりよ。。」

そしたら、Aさんはこんなことを言ったんですね。

Aさん:「Bさん、それはね、ちゃんと仕事をしているってことよー。」

この会話を聞いて、はっと思ったことを、今でも鮮明に覚えています。揉め事が多い、怒られてばっかりというのは、ちゃんと仕事をやっている証拠である。逆に捉えると、揉め事が無い、そして怒られることもない、ということは、ちゃんと仕事をやっていないということではないか。そう思ったんですね。自分はどうだろうと。。

その時私は、あまり怒られることが無くて、少し落ち着いた日々を過ごしていました。これはある意味楽なのですが、本当にそれでいいの?大丈夫なの?と思ったんですね。。これをきっかけにして、自分の現状を自分に問うてみる、当時は内省・リフレクションという言葉は知らなかったですが、そんなことを少しやるようになったんですね。。

実例:私の内省・リフレクション 4選

そんなエレベーターでのきっかけもあって、少し「自省・リフレクション」を取り入れるようになったのですが、下記のような「問い」を自分に問うて、自分の今の状況を振り返ったりして、少し意識的に行動を変えて見たり、時には「あなたは頑張っている!」と自分を慰めたりしています。。

日々平穏  or 日々揉めている・怒られている                      ②文句を言っている or 文句を言われている                       ③インプットが多い or アウトプットが多い                        ④机に座っている時間が多い or  机を離れて動いている時間が多い

①日々平穏  or 日々揉めている・怒られている

これは、先ほどのエレベーターでの会話からの気づきを、そのままパクらせて頂いています。「日々平穏」の時は、事務作業が思いのほか進んだり、書籍やWebサイトで情報収取ができたりと、気持ち的には充実するのですが、私の場合は、日々平穏にかまけて、全般的に守りに入っていて、あまり仕事をしていない時間が多いように思っています。ですので、「日々平穏」が続く場合、「これではいかん」と考え、自分のやるべきことを改めて考えて、動き出そう!と自分に呼び掛けるようにしています。

また「揉めている・怒られている」というのは、何か新しい課題にぶち当たっているということで、まさに「仕事している!」ということだと思います。ですので、皆さんも「揉めている・怒られている」ときは、「僕・私は仕事してるんだ!」と、自分を褒めてあげてほしいな、と思います。

②文句を言っている or 文句を言われている

私は、これは結構有効な「内省・リフレクション」だと思っています。時に、自分を振り返って「文句ばっかり言っている」というのは要注意ですよね。。その場合、私は「もう文句を言わない!」と心に決めて、、日々を過ごすようにしています。逆に「文句を言われている」、これは言われている文句の内容にもよりますが、、何かに取り組んで「文句を言われている」ということであれば、それは①の「揉めている・怒られている」と一緒で、仕事をしているが故、と言えるのではないかと思います。これも「文句を言われている」ときは、「僕・私は頑張っている!」と、自分を愛してあげてください!

③インプットが多い or アウトプットが多い

私の身の回りを見ていると、「インプット=勉強」が好きで、色々とネタを仕入れているんですが、それを自分の中にため込んで、全然アウトプットしない、という人が居たりします。もちろん勉強がダメというわけではないのですが、何らかのアウトプットイメージが無しでインプットを詰め込んでいても、ビジネスシーンでは、そのインプットはあまり意味が無い、と言われても仕方が無いかなと。。アウトプットイメージが無く、展示会に行って色々なものを見て満足したり、オンラインセミナーを聴講して満足したり、特に発言せずにオンライン会議は聞いているだけ。。これは「インプット」に偏り過ぎていると考え、意識的にアウトプットすることを実行したほうが良いのでは、と思います。

私の場合は、慢性的な「アウトプット過多」でして、、仕事や、このブログでもアウトプットはしているかなと思いますが、本を読んだり、セミナーに参加したり、という「インプット活動」が圧倒的に不足している状況です。何とかしなければ。。

④席に座っている時間が多い or  席を離れて動いている時間が多い

これはわかりやすいですよね。席に座っている時間が長いときは、仕事を「こなしている感」は強いとは思います。ですが、新しいことに取り組んだり、何かに本気で取り組んでいるときは、席を離れて動いていることが多いのでは。。私の場合、この内省・リフレクションを行って、「席に座ってばかり」と自覚したときは、手っ取り早い方法として、意味もなくフロアを徘徊します。。意味はあるんですよ。。またこの時に是非お勧めしたいのは、「違うフロアを徘徊する」ことですね。違うフロアって、用事でもないと、なかなか行かないんですよね。。そこであえて行ってみると、自分の知らない社内の動きを感じることができますしね。

席を離れて「外に行く」のも、定期的に取り入れるととても良いと思います。昔、私の上司がいつも言っていたのですが、外には行きたいけど、特に目的が見つからない場合、是非本屋さんに行って頂きたいと思います。雑誌や、平積みの単行本をざっと見るだけでも、世の中の変化・動きが感じられます。また、「近所のコンビニ俳諧」もおすすめです。行きつけのコンビニで、棚の商品が変わる様子を追っかけていくと、結構楽しいですし、世の中の変化を感じることもできると思います!

最後に ~「バランスを取る」を超えた「しなやかさ」を~

今回私が取り上げた4つの「内省・リフレクション」は、2つの対立した概念があって、今自分がどちらにいるかを振り返る、という感じでお話をしました。これは、「どちらがいい・望ましい」ということではなくて、「どちらかに偏ってしまっていることは少し直したいよね」という思いで書いております。

私は「しなやか」という言葉が好きで、そうありたいなと思っていまして。「しなやか」というのは、「ゆらゆらしながらポキっと折れない」という、気持ちの持ち方を表す言葉として使われることが多いですが、私の「しなやかさ」は、その時のシチュエーションにおいて、対立する概念の両方を行き来することができて、どちらもちゃんとできる!。そんな人間でいたいな、と常々思っております。昔、「歌って踊れて、技術が語れる営業マンを目指す!」というようなことを言っていたことがありますが、今日は踊り歌う、明日は技術を語る、そんな「しなやかさ」を持ち合わせたビジネスマンになりたいな。。そんなことを考えて、もう30年以上経ってしまいました。。

皆さんも、皆さんならではの「内省・リフレクション」の問いを持って頂き、たまに自分を振り返る、そんな時間を持って頂けると、より良いビジネスマン人生になると思います!

今回もお読み頂き、有難うございました。もし気に入って頂けましたら、是非SNSでのシェアを宜しくお願いします!

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