【実例あり】誰でも可能!伝わる資料8つのコツ ⑦色は3色まで

誰でも作れる「伝わる資料」

フツーの人が「合格点」を取るための「伝わる資料作り」と題して、私の約30年のビジネス経験で体得した、資料作りの8つのコツをお伝えしております。今回は第7回で、資料の見た目を向上させるために最低限抑えていくべきポイントとして、資料の中で使う色は3色まで、とすることの重要性について語りたいと思います。

第1回の「ますは骨子」、第2回の「資料と読みを一致させる」、第3回の「全てを3で整理する」、第4回の「表を積極的に使う」、第5回の「フォーマットを使いまわす」、第6回の「縦横を揃える」については、下記になりますので、是非ご一読頂ければと思います。

私たちは何のために「色」を使うのか

パワーポイントなどの資料で、「何のために色と使うのか」ということを、あまり深く考えたことはないのでは、と思います。私も、かっこいいパワーポイントの資料を見て、あこがれたことがありますが、この場合は「何のために色を使うのか」を考えると、「かっこよく魅せる」とか、「アイキャッチを高める」などの目的があるように思います。

では、私たち、かっこいいプレゼン資料にあこがれるのを止めた、フツーのビジネスパーソンにおいて、何のために色を使うのかを改めて考えると、「強調する」ということと、「何かを何かを区分する」、この2つかな、と私は思っています。

「強調する」は分かりやすいと思いますが、「何かと何かを区分する」というのは、例えば、表を書いた時に、「項目の行」と「中身の部分」を色を変えて区分している、と思います。色と使う目的というのは、この2つぐらいだと思うんですね。

なんですが、私達、デザインに関して十分な教育を受けていない、フツーのビジネスパーソンが、「かっこよく魅せる」「「アイキャッチを高める」として、自分のセンスを信じて、色を使ってしまうと、大変残念な資料になってしまうのです。。デザインというのは本当に奥深い学問で、私たちが普段目にするかっこいい資料は、かなり緻密な理論があって、あの色・形・レイアウトなんですね。これを何の勉強もしていない人が、それを真似する・追っかけるのは、とても危険であることは、分かって頂けるのではないかと思います。

使う色は3色まで

この前提に立って、私は資料で使う色は、極力3色に留めるようにしており、これまで概ね成功していると思っています。例えば下記のような資料をサンプルにすると、使っている色としては、下記になります。

「差別化戦略」と「個別化戦略」の楕円(RGB:赤225、緑243、青255)

スマートリーン戦略」の楕円(RGB:赤153、緑204、青255)

「顧客受け入れられない戦略」の×印、スマートリーン戦略の四角囲いで使っている赤色(RGB:赤192、緑0、青0)

厳密に言いますと、文字の黒色と、線のグレーがあって、合計5色なのですが、、、文字と線の色はご勘弁頂きたいのですが、それ以外は上記の3つの色で使っています。

楕円に青色を付けていますが、これが「何かと何かを区分している」に該当すると思います。ここは、青系で行くと決めたら、あれこれ使うのではなく、濃淡で使い分けるほうが、落ち着いた雰囲気になると思います。私は区分では青系を使い、強調部は赤系というのが定番です。

使う色は「中間色」がおすすめ

ではどんな使う色ですが、以前資料作りに長けている方に教えて頂いたのですが、私は「中間色」と呼ばれる色を好んで使っています。「中間色」というは、原色にグレー(灰色)を少し混ぜて、落ち着いた色調にした色になります。最近学生さんで「くすみカラー」という、淡い色のマーカーが流行っていて、店頭でも多く置かれていますが、これも一種の「中間色」ですね。下記で、少しニュアンスがわかっていただければと思います。

また、何度も同じことを言っておりますが、、使う色についても、自分が使い慣れた色を「使いまわす」ことが望ましいと思います。私は基本ベースは青系で、強調部は赤系としています。「色も使いまわす」ことで、何色を使うかを悩む時間が削減できて、全体の時短に繋がります。使う色は「自分が使い慣れた3色」まで。これを徹底し、「合格点が取れる資料」と「時短」の両立を目指しましょう!

今回もお読み頂き、有難うございました。もし気に入って頂けましたら、是非SNSでのシェアを宜しくお願いします!

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